カールアイロンは種類が豊富で、性能やデザインもさまざま。「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
中でも「Refa(リファ)」と「KINUJO(絹女))」は人気の高いブランド。
「ヘアアレンジに取り入れてみたい!」と気になっている方も少なくないはずです。
とはいえ、ヘアアイロンは実際に使ってみないと、仕上がりや使い心地といった使用感が分かりにくいものですよね。
そこで今回は、Refaビューテックカールアイロンプロ32mmとKINUJOカールアイロン32mmをレンタルして実際に試してみました!
両モデルの特徴と、実際に使って感じた使用感を比較しながら、違いを分かりやすくお伝えしていきます。
INDEX
まずは、ヘアアイロンを選ぶ際に押さえておきたいポイントを見ておきましょう。
カールアイロン:
ふんわりとした巻き髪や華やかなカールをつくることができます。
毛先に動きをつけたり、ボリューム感を出したいときにも便利。
ストレートアイロン:
くせ毛や寝ぐせ、髪の広がりを整えたり、つや出しに使うことができます。
毛先をカールさせたいときにも使えます。
2WAYタイプ:
1台でストレートもカールもつくれるのが最大の魅力。
反面、ストレート専用やカール専用に比べると仕上がり具合が若干落ちる場合もあるようです。
素材:
髪への摩擦を抑えてダメージが少ないチタンや、熱伝導率が高く均一な温度で髪を痛めにくいセラミック、カーボンなどがあります。
また、軽量で熱の立ち上がりが早く、摩擦の少ないカーボンもおすすめです。
サイズ:カールアイロンの場合、ショートヘアは太さ26mm前後、ミディアム〜ロングヘアは太さ32mm〜38mmのプレートが使いやすくおすすめです。
上記の画像では、上から38mm、32mm、26mmです。
細くて傷みやすい髪は140〜160℃の低温、しっかりクセづけしたい180℃以上の高温など、温度を調整できるものが安心です。
温度の上昇が速く、立ち上がりがスピーディーな機種は、時間の無いときもスムーズでストレスがありません。
軽量で持ちやすい作りは、腕が疲れにくく使いやすいです。
自動電源オフ機能があると万が一消し忘れても安心。
コードの長さや360度回転コードも、ストレスなく使うためのポイントです。
早速、RefaとKINUJOの違いを見ていきましょう。
今回レビューするのは、「Refaビューテックカールアイロンプロ 32mm」と「KINUJOカールアイロン 32mm」。
どちらも高級感のある素敵な外箱に入っています!
こちらはRefa。
箱には細めのロープが付いており、特別感があります。
こちらはKINUJO。
ふたが写真の様に開く形で、しまう時はマグネットでピタッと閉じることができます。
RefaもKINUJOも、どちらも梱包品はシンプルで、
となっています。
Refaビューテックカールアイロン32mmとKinujoカールアイロン32mmの主な仕様を、分かりやすく比較表にまとめました。
項目 | Refa ビューティックカールアイロンプロ32mm | KINUJO カールアイロン32mm |
重さ(本体のみ) | 約250g | 290g |
大きさ | 約334mm × 71mm × 45mm | 約336mm × 37mm × 79mm |
価格(税込) | 25,000円 | 24,200円 |
バレルの長さ | 約12.5cm | 約11.5cm |
プレート素材 | カーボンレイヤープレート | シルクプレート |
温度調整 | 120℃~180℃ 20℃刻みで4段階調整 |
100℃~200℃ 10℃刻みで11段階調整 |
立ち上がりの時間 | 160℃まで約50秒 180℃まで約60秒 |
150℃まで約55秒 |
海外対応 | 〇 | 〇 |
電源コード | 2.5m | 2.5m |
自動電源OFF | 60分後 | 60分後 |
コード360度回転 | 〇 | 〇 |
カラー | ホワイト・ブラック | ホワイト |
両モデルの主な仕様を比べてみると、違いは次の7個でした。
これら7個の違いに加え、私が実際に使って感じた「使用感」や、「仕上がり具合」にも少しずつ違いがありました。
ひとつずつ詳しくご紹介しますね。
Refa ビューテックカールアイロンプロ
約334mm×45mm×71mm
約250g
KINUJOカールアイロン
約336mm×37mm×79mm
約290g
大きさにわずかな違いはあるものの、見た目や手に持った感じはほとんど同じです。
重さはスペック表によると、Refaが250g、KINUJOが290g(どちらも本体のみのみ)となっています。
実際にスケールで計ってみると、
Refaはコードを入れて385g。
KINUJOは、コードを入れて417gでした。
Refaの方が約40g軽いため、実際に手に持った際にもやや軽く感じます。
KINUJOもカールアイロンとしては十分に軽量な部類に入りますが、Refaと持ち比べると、やや重みを感じました。
ちなみに、ヘアアイロンが軽いと次のようなメリットがあります。
少しでも腕の負担を少なくスタイリングしたい方は、Refaがおすすめと言えます。
Refa ビューテックカールアイロンプロ 約12.5cm
KINUJOカールアイロン 約11.5cm
バレルの長さは、Refaの方が約1㎝長いです。
肩下10cm程度の髪の私が使用した限りでは、両モデルの使用感に大きな違いは感じませんでした。
ただし、毎日使うことを考えると、バレルが1cm長いRefaの方が巻きやすいと感じる場面もあるかもしれません。
長めのバレルは次のようなメリットがあります。
そのため、髪が長い方や毛量の多い方には、Refaの方がやや髪を巻きやすいと言えるでしょう。
Refa ビューテックカールアイロンプロ 25,000円(税込・公式価格)
KINUJO カールアイロン 24,200円(税込・公式価格)
価格はKINUJOよりRefaの方がやや高めですが、大きな差はありません。
Refa ビューテックカールアイロンプロ カーボンレイヤープレート
KINUJO カールアイロン シルクプレート
両モデルとも、髪を痛めにくく、カールが付きやすい素材が使われています。
両プレートの特徴や違いを説明しますね。
Refa
Refaのバレル素材はカーボンです。
カーボンプレートの特徴は、
低反発コートで髪を優しく包み込み、高密度炭素とヒートセンサーで髪の水分量を保ちながら均一に熱を伝えます。
また、プレート側だけでなく、挟む側(クリップ)にも低反発コートがほどこされているのもポイント。
より痛みにくく、美しいカールを作ることができます。
KINUJO
KINUJOのバレルに使われているのは、独自素材の「シルクプレート」。
摩擦係数がプレートに使用されるチタンやセラミックといった他の素材に比べてかなり少ないそうです。で、髪への引っかかりがほとんどなく、とてもスルスルとした使い心地です。
200℃の高温状態で水をかけてもすぐに蒸発しない保湿力があり、水蒸気爆発を防ぎ髪へのダメージも最小限に抑えることができるのが特徴。
また、低温でもしっかりカールできる設計なので、髪が熱に弱い方でも安心して使いやすい仕様となっています。
髪の痛みが気になる、少しでも髪への負担を少なくしたい方は、KINUJOの方がおすすめです。
Refa ビューテックカールアイロン 160℃まで約50秒180℃まで約60秒
KINUJOカールアイロン 150℃まで約55秒
Refaの方が数秒立ち上がりが早い仕様表示になっています。
実際に、両モデルが160℃になるまでの時間をはかってみると、リファ35秒、KINUJO95秒と、Refaの方がかなり早い結果となりました。
立ち上がりが早いほうがよい方は、Refaがおすすめです。
Refa ビューテックカールアイロン 120℃~180℃20℃刻みで4段階
KINUJO カールアイロン 100℃~200℃10℃刻みで11段階
Refa
Refa ビューテックカールアイロンプロは、120℃から180℃まで、120℃・140℃・160℃・180℃と、20℃刻みで4段階の調整ができます。
設定温度に達するまで、温度の数字とインディケーターが点滅します。
KINNUJO
KINUJOカールアイロンは、100℃から200℃まで、10℃刻みで11段階の調節ができます。
100℃・110℃・120℃‥‥‥180℃・190℃・200℃と、かなり細やかに調節できます。
また、設定温度に達するまで、1℃ずつ温度が上がっていくのを数字で見ることができます。
髪へのダメージを抑えて140℃未満の低温でスタイリングしたい場合や、200℃近くの高温でしっかりと巻きたい方には、KINUJOがおすすめです。
Refa ビューテックカールアイロン ホワイト・ブラック
KINUJO カールアイロン ホワイト
私が今回レビューしているRefa ビューテックカールアイロンはホワイトです。
写真では少し分かりにくいかもしれませんが、単調なホワイトではなく、少し青みがかったオーロラのような特徴のある色です。
光の当たり方や見る角度によって表情が変わり、とても高級感があり素敵。
使っていてテンションが上がりました!
一方、KINUJOも、シンプルながら十分に高級感のある見た目になっています。
Refaは、ホワイトの他にブラックもあるので、ヘアアイロンはブラックにしたいという方は、Refaを選ぶとよいですね。
ここからは、私が実際にRefaとKINUJOを使ってみて感じた、使用感や仕上がりの違いについてご紹介します。
どちらも人気の高いヘアアイロンだけあって、本当に使いやすく、仕上がりもとてもキレイ!さすがの実力です。
そんな優秀な両モデルにも、使ってみて気づいた「ちょっとした差」がいくつかありました。
自分の髪で使ってみた仕上がりはどうか、実際に使って試してみないと不安という方は、レンタルでじっくり試してから購入するのもおすすめです。
記事の内容を参考にしながら、レンタルで試して使い心地をしっかりチェックしてみてくださいね!
リファ/ReFa カールアイロン プロ 32mm
キヌージョ/KINUJO カールアイロン 32mm
つや感
Refa、KINUJOともに、十分につやが出ます!
何度か使用してみた結果、ツヤ感に関しては両モデルに大きな差は感じられませんでした。
さらに、ツヤが出るだけでなく、使用後の髪は柔らかくなり、指通りもサラサラと滑らかになります。
髪がパサつきやすい方や、アイロン使用によるゴワつきが気になる方でも、安心して使える仕上がりだと感じました。
(Refaで160℃設定で毛先ワンカール)
傷みにくさ
気になる「髪の傷みにくさ」についても、どちらも同じくらい優秀です。
Refaのカーボンレイヤープレート、KINUJOのシルクプレート、どちらも水分が蒸発しにくい作りで、水蒸気爆発による髪へのダメージが抑えられています。
ただ、最低温度がRefaは140℃に対し、KINUJOは100℃と、より低い温度設定で使うことができます。
また、私が使った感じでは、KINUJOの方がより髪への引っ掛かりが少なく、スルスルとした使い心地で、より髪が傷みにくく感じました。
140℃未満でも十分にカールが付くので、なるべく低温で、髪をできる限り痛めたくない方には、KINUJOの方が、よりおすすめです。
カールの仕上がり・持続力
カールの仕上がりについても、Refa、KINUJOともに優秀です。
細かく見ると、KINUJOはやわらかなカール、Refaの方がくっきりとしたカールが作れるという印象です。
カールの持続力については、両モデル160℃設定で毛先につけたカールが、スタイリング剤なしで5~6時間ほど持続しました。(試したのは6月の湿度の高い日です。)
スタイリング剤を付ければさらに持続しそうです。
気になる方は、ぜひレンタルして一度試してみてください!
リファ/ReFa カールアイロン プロ 32mm
キヌージョ/KINUJO カールアイロン 32mm
次は、実際に使って感じた「使いやすさ」や「セットのしやすさ」についてお伝えしますね。
握りやすさ
Refaの方が約40g軽いので、その分、KINUJOに比べて若干握りやすいです。
KINUJOも290gと十分に計量モデルですが、Refaと持ち比べるとたった40gの差ですが、少し重く感じました。
また、両モデルとも髪を挟む力は同じくらいですが、クリップ部分がRefaの方がやや押しやすく感じました。
親指で押す部分が、KINUJOに比べてRefaの方が細く、少しくぼみがあるためです。
動かしやすさ・挟みやすさ
両モデルとも、髪をしっかりと挟み、またスルスルとした使い心地で、とても使いやすいです。
ただ、Refaの方がバレルの長さが1㎝長い作りなので、特に長い髪の方はその分挟みやすく、動かしやすいと言えます。
一方、KINUJOはRefaよりもさらに髪へのひっかかりが少ないので、髪を挟んですべらせるうごきが、よりスムーズだと感じました。
次に、RefaとKINUJOの共通するよいところをご紹介します。
両モデルとも、電源コードの長さは2.5m、また動画の通り360℃回転で、動きの邪魔をしません。
両モデルとも海外対応なので、海外にも持って行くことが出来ます。
(Refaのボタン部分と温度表示)
(KINUJOのボタン部分と温度表示)
両モデルとも、電源のON/OFF、温度設定はボタン式になっています。
そのため、うっかり触れてしまって設定が変わるなどのストレスがありません。
温度表示はデジタルで、特にKINUJOは温度の上昇が数字で目に見えるので分かりやすいです。
両モデルとも、安心の自動電源オフ機能が付いています。
うっかり消しわすれても、60分後にオフになるので安心です。
また、使用中に間違えて電源を切ったり温度が変わらないよう、どちらにも誤作動防止機能が付いています。
(電源ON/OFFは長押し、温度設定ボタンが数秒以上操作されないときは温度変更がロックされます)
Refa ビューティックカールアイロン プロがおすすめな人は
Refaビューテックカールアイロンプロの最大のメリットは、なんと言っても「立ち上がりの早さ」と「軽さ」です!
くっきりとしたカールも魅力。
また、「バレルの長さが長い」ことや、「個性的なホワイト」と「ブラック」が選べることも、選択のポイントとなるでしょう。
リファ/ReFa カールアイロン プロ 32mm
KINUJOカールアイロンがおすすめな人は
KINUJOカールアイロンの最大のメリットは、温度調整の細やかさや、100℃〜130℃の低温設定、髪への摩擦が極力抑えられていることです。
特に、カラーリングなどでダメージのある髪や、細くて柔らかい髪の方には、なるべく低い温度でのスタイリングが向いています。
「ヘアアイロンを使いたいけど、極力髪を傷めたくない」という方には髪への優しさが抜群のKINUJOがおすすめです!
キヌージョ/KINUJO カールアイロン 32mm
ここまで、RefaとKINUJOの違いを比較し、私が実際に使って感じたことをお伝えしてきました。
Refa ビューティックカールアイロンプロとKINUJOカールアイロンの基本的な違いは7つでした。
実際に使ってみると、このほかにもごくわずかな使用感の違いが感じられます。
ただ、どちらも本当に優秀で、カールアイロン初心者の私でもストレスなく使うことができ、使い心地の良さには、正直驚きました。
スペックや使用感の違いを比べても、まだどちらがよいか迷ってしまう場合もあります。
そんな時は、デザインやカラーといった「見た目の好み」で選んでみるのも一つの方法。
それでも「やっぱり決められない…」という方には、実際に使ってみることをおすすめします!
私が今回利用した「SUUTA」では、最短1日から気軽にレンタルできるので、購入する前にじっくり試すことができます。
同じ仕様でも、「使いやすさ」や「仕上がりの満足度」は人それぞれ。
両モデルとも価格は24,000〜25,000円ほどと、気軽に買えるものではありません。
購入後に後悔しないためにも、レンタルを活用して自分にぴったりの1本を見つけてくださいね。