ドイツのベビー・子ども用品ブランド・サイベックス。
スタイリッシュなデザインと安全性・機能性を兼ね備えた商品は、欧米をはじめ、世界各国で高い評価を得ています。
その中でも今回ご紹介するのは、同ブランドから展開されている軽量ベビーカー「メリオ カーボン」です。
軽量タイプのベビーカーは数多くのブランドから販売されていますが、使い勝手の良し悪しは、生活の中で使用してこそ、わかる点が多いものです。
ベビーカーのレンタルを活用すれば、一番合ったベビーカーを選んだり、シーンに合わせて使い分けたりできて、お子さんとのお出かけがもっと快適に。
今回は、サイベックスのベビーカー「メリオ カーボン」をレンタルし、実際に使用して分かったことや商品の魅力、購入するメリットについて徹底解説していきます。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
まずは、レンタル品が自宅に届いてから実際に赤ちゃんを乗せるまでの流れや基本的な取り扱い方法についてご紹介します。
サイベックス/cybex メリオ カーボン
サイベックスのベビーカー「メリオ カーボン」は、本体が半分に折りたたまれた状態で段ボールに梱包され、自宅に届きました。
段ボールから出した時点では、正直なところ「結構大きいし、重いかも?」という印象です。
ただ、車輪やクッションなどのパーツはすべてセットされ、組み立て済みだった点は嬉しいポイントでした。
生後間もない赤ちゃんがいると、1日のほとんどを抱っこや授乳で過ごしている方がほとんどかと思います。
説明書を片手に一から組み立てるのは大変な作業なので、難しい組み立ては無く、届いてすぐに使用できたのは非常に良かったです!
同梱物は、本体・コンフォートインレイ・取扱説明書の3つ。
コンフォートインレイとは、気温などに合わせて使用できる背面クッションのことです。
厚手なので寒い季節に活躍してくれそうです。
届いた時点でセットされていたのは、超衝撃吸収ヘッドクッションと生後1ヵ月〜6ヵ月頃の赤ちゃん向けの新生児インレイです。
今回は、生後3ヵ月の娘を乗せるので、そのままの状態で使用しました。
ベビーカーは折りたたまれた状態で届いたので、まずは取り扱い説明書を見ながら、赤ちゃんを乗せられる状態にセットアップしていきます。
取扱説明書には商品の使い方が一つひとつイラスト入りで分かりやすく記載してあるので、ベビーカーを使用するのが初めての方でも安心です。
まずは、本体のサイドにあるロックピンを手前に引いて、ロックを解除します。
ロックピンを引いたまま、ハンドル側の本体フレームを引き上げます。
ハンドル中央の開閉ボタンを押しながらハンドルを引き上げれば、ハンドル側のセットは完了です。
次に、背もたれ側のフレームを持ち上げて、シートを起こします。
背もたれの後ろにあるリクライニング調整レバーを持ち上げて、背もたれを適度な位置にセットします。
最後に、バンパーバーを起こします。バンパーバーは、両サイドにあるボタンを押せば簡単に取り外しが可能です。
大きめのお子さんが乗り降りする際には、片方だけ外して乗り口を大きく確保できます。
また、ベビーカーを使用していると、飲み物や食べ物をこぼすこともあるでしょう。
そのようなときには、バンパーバーを丸ごと外して、シートやフレームについた汚れまで丁寧にお掃除することが可能です。
座面の向き
サイベックスのベビーカー「メリオ カーボン」は、背面と対面の両方に対応しています。
特に、月齢が小さいうちは、赤ちゃんのお顔がしっかり確認できないと不安な方は多いですよね。
また、お子さんによっては、ママの顔が見えないと泣き出してしまうこともあるかもしれません。
状況や年齢によって向きが変えられるのは、魅力ポイントのひとつといえます。
座面の向きの変換方法は、とても簡単です。
まず、両サイドのブランドロゴが付いている座面取り外しボタンを押して、座面そのものを取り外します。
そのあとは、座面の向きを変えてセットします。
青丸で示した取付部分を合わせ、カチッと音が出るセッティングの際には、安全を守るために必ずお子さんをシートからおろしましょう。
リクライニング
リクライニングは4段階の調整が可能です。
寝ているときと起きているときはもちろん、ねんねの時期〜幼児期まで、年齢に応じてお子さんが心地よい角度に調整ができます。
キャノピー
キャノピー(日よけ)の上部には、大きめのメッシュウィンドウが2ヵ所ついています。
暑い日に換気できることはもちろん、上から赤ちゃんの様子をしっかりと確認できるので安心です。
日よけの深さは、4段階に調整できます。
かなり深い位置まで下がるので、お子さんが寝ているときや風が強いとき、月齢が小さいときにも安心して使用できます。
また、キャノピーはUPF50+なので、紫外線が強い夏場のおでかけや旅行でも頼れる味方になってくれそうです。
ハンドルの角度
ハンドルの高さも3段階に調整が可能です。
ハンドル中央のボタンを押しながら動かせば、ママやパパ、おじいちゃん、おばあちゃんなど、使う方の身長や好みに合わせて扱いやすい位置にセットできます。
レッグレストの角度
左右の調整ボタンを同時に押せば、レッグレストが一番下まで下がります。
下がった状態から持ち上げていくと4段階の調整が可能です。
赤ちゃんを乗せる前にストッパーがかかっていることを確認しましょう。
ストッパーの位置は、後輪側の中央に1箇所のみ。
左右の車輪のストッパーを片方ずつロックする必要がなくカチッと1回で済むので、ロックと解除がスムーズです。
今回は、3ヵ月・約6kgの娘を乗せてみました。
まずは、肩のベルトの位置を整え、バックルを留めます。
赤ちゃんの脚の間あたりにあるアジャストベルト調整ボタンを押しながら肩ベルトを引くと、肩ベルトを緩めることができます。
一方、アジャストベルト調整ボタンの部分から出ているアジャストベルトを下方向に引けば、肩ベルトが締まる仕組みです。
バックルは、チャイルドシートなどのように左右のベルトをドッキングさせてから差し込むタイプではなく、片方ずつ差し込めます。
カチッと音が出るので、留まっていることが確認しやすくて安心です。
ベビーカーを出したときと逆の手順で進めていけば収納でき、難しさはありません。
まずは、背もたれの後ろにあるリクライニング調整レバーを引いて、背もたれ部分を前方に倒します。
次に、ハンドグリップ中央のボタンを押しながら、ハンドグリップを折りたたみます。
ハンドルグリップを下方向に押し下げると、本体を折りたたむことができます。
折りたたんでカチッと音がすれば、本体が自立します。(セルフスタンドモード)
自立した状態でハンドル側を支えながらブレーキをかけ、背もたれ側とハンドル側の両方から内側に押すと、もう少しスリムな状態に折りたたむことができます。
キャリーハンドルを持って引けば、車輪を使って持ち運びが可能です。(キャリーモード)
ただし、キャリーモード中は自立しません。
なお、対面・背面のどちらの状態でも折りたたみができるので、面倒な手間なく収納が完了します。
赤ちゃんを先にチャイルドシートに座らせた状態であれば、1人でも本体の積み下ろしはできました。
とはいえ、折りたたむと割とずっしり感じるので、赤ちゃんを抱っこしながらセットや収納は難しそうです。
サイベックスのベビーカー「メリオ カーボン」は、生後1ヵ月〜使用できます。
新生児用インレイや超衝撃吸収ヘッドクッションが付いているので、月齢が小さいうちから幼児期まで長く使えるベビーカーが欲しい方には適しているでしょう。
この日、3ヵ月の娘は初めてのベビーカーでしたが、嫌がることなく、気持ちよさそうに乗車していました。
「メリオ カーボン」の走行時のサイズは、D82〜91cm×W49cm×H96.5~107cm。
収納時のサイズは、D54cm×W49cm×H69cmです。
重量は5.9kgと、比較的負担にならずに使用できるサイズ感が魅力です。
サイベックスのベビーカー「メリオ カーボン」の特徴は、前後の車輪で衝撃や振動を吸収する構造です。
もちろん、ガタつきがまったくないというわけではありません。
しかし、石畳のような凸凹した地面や公園などの土、アスファルトの上でも、手に伝わる衝撃が柔らかく感じました。
また、車輪のサイズが大きめなので、側溝カバーの編み目にも引っかかることもなく、ガタつかずスムーズな走行が実感できるのも魅力です。
中でも最も感激したのは、車輪の滑らかな動きです。
急な方向転換の際も、スイスイと気持ちよく滑らかに車輪が動きます。
例えば、上の子が急に走り出してしまったり、買い物中に狭い通路で方向転換したいときもストレスなく操作できます。
海外ブランドならではの洗練されたデザインも「メリオ カーボン」の魅力です。
今回レンタルしたカラーは、マジックブラック。
公式HPによると、アーモンドベージュやストーミーブルー、モスグリーンといったくすみ系カラーも展開されているようです。
日よけやサイド部分には、サイベックスのロゴが施されています。
全体的にシンプルなデザインですが、フェイクレザーの質感やステッチが高級感を演出してくれます。
全体がマットなブラックだと安っぽくなりがちですが、フレーム部分には光沢感のあるカーボン素材が用いられています。
モダンな柄使いがさりげなくオシャレな仕上がり。
パパも使いやすいデザインのベビーカーを選びたい方にもおすすめです。
基本的なスペックは、以下の通りです。
スペック
ここからは、実際にベビーカーを使って家族で公園やアウトレットモールなどにお出かけした様子や感想を交えながら、本商品の使い心地をご紹介していきます。
サイベックスのベビーカー「メリオ カーボン」は、とにかく軽くて引っかかりがなく、無駄に力を入れる必要がありません。
カーボン素材のフレームにはしなりが感じられ、柔らかい操作性が心地よかったです。
軽量モデルながら、安定感も感じられました。
車輪の衝撃吸収性とスムーズな動きは、使えば使うほどクセになる心地よさです。
急な方向転換もスムーズで軽いので、お出かけするのが楽しくなりました。
これならば、通路が狭い店内でも移動しやすいので、躊躇せず店内へ入っていけそうです。
「メリオ カーボン」は衝撃吸収性に優れていますが、全くガタガタしないわけではありません。
寝ているときに多少ガタンと揺れましたが、娘の場合は起きるほどではありませんでした。
とはいえ、感じ方には個人差があります。
また、お子さんとベビーカーとの相性もあるので、一度実際の使い心地をチェックしてみるのがおすすめです。
サイベックス/cybex メリオ カーボン
最初に家に届いたときには「大きいし、重いかな?」と思いましたが、実際に使用してみると、そこまで収納や持ち運びの負担にはなりませんでした。
ただ、セルフスタンドモードだと下の方が広がる形状なので、玄関に置きっぱなしにすると邪魔かも…と感じました。
欲をいえば、もう少しスリムな状態で自立してくれるとうれしいです。
このようにコンパクトカーの荷室にも乗ったので、ワゴン車などファミリーカーならば、荷室でも後部座席の足元にも問題なく積めるでしょう。
しかし、兄弟がいたりペットも連れてお出かけしたりするご家庭では、他の荷物との兼ね合いも確認すべきでしょう。
サイズを測って問題なさそうでも、置いてみると圧迫感を感じることもあります。
実際の使い心地は数値だけでは分からないので、実際にレンタルして試してみるのがおすすめです。
SUUTAのレンタルサービスでは、最短5日〜サイベックス・「メリオ カーボン」のレンタルができるので、是非チェックしてみてください。
サイベックス/cybex メリオ カーボン
「メリオ カーボン」の荷物入れは、約38Lのたっぷり容量。
約5㎏までの荷物を載せられます。
間口が大きく開いているので、荷物が載せやすく、取り出しもスムーズです。
メッシュ素材なので、どこに何が入っているかも一目で分かります。
例えば、子どもにかけるブランケットや上着など、状況に合わせてサッと取り出したいものは手前側に置くと便利です。
荷物入れの前方には硬い芯が入っているので、後ろから多少荷物を押し込んでも前から飛び出す心配はありません。
これから出産を控えている方の中には、「ベビーカーは最初に買い揃えるもの」というイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。
しかし、購入せずに必要なときだけレンタルして使用するのも賢い方法といえます。
例えば、以下のような活用方法が挙げられます。
ベビーカーの使用頻度がそれほど高くない方にとっては、レンタルサービスの活用がおすすめです。
サイベックス/cybex メリオ カーボン
初めての出産を控えている方の中には、ベビーカーへのイメージが漠然としている方も多いかもしれません。
「軽くて操作しやすいタイプがいいなぁ…」と何となく考えていても、実際に使ってみないと、どの程度の軽量性や安定性、操作性を求めるべきか判断するのは難しいでしょう。
筆者は、1人目のときに安定感のあるタイプの商品を選びましたが、重たすぎて出し入れに苦労した経験があります。
比較的高価な商品を購入しただけに後悔も大きかったことを覚えています。
実際にご自身が生活している環境で使ってみないと分からないことは非常に多いので、レンタルを通して「本当に自分に適しているかどうか」を見極めることがおすすめです。
ひとりで赤ちゃんを連れてベビーカーを使用することが多い方は、身軽な状態では難なく使用できても、ひとりでは操作しづらいと感じるケースも多いです。
例えば、赤ちゃんを抱っこしたままベビーカーをセットしたり、片付けたりすることもあるでしょう。
家から近い公園程度の移動であれば、さほど困ることはないかもしれません。
しかし、車に積み下ろしする必要があったり、ベビーカーを持って階段の上り下りをする必要があったりする場合には、負担なく安全に使えそうかどうかを確認してみてください。
先にも触れましたが、車でお出かけが多い方は、実際にベビーカーを車に積めるかどうかを確認したほうが良いでしょう。
子連れで車に乗ってお出かけするときにはチャイルドシートや荷物もあるため、案外乗せられるスペースが限られます。
特に、チャイルドシートを複数積んでいる方や軽自動車、コンパクトカーに乗っている方などは、実際に乗せて確認したほうがよいでしょう。
また、後部座席にベビーカーを乗せる場合、駐車場で隣に車が停まっていても積み下ろししやすいかなどもチェック項目のひとつになります。
そのほか、電車やバス、エレベーターの中や待合室の中など、実際にご自身が生活する場所で一通り試すために、レンタルを活用してみてください。
サイベックス/cybex メリオ カーボン
サイベックスのベビーカー「メリオ カーボン」は、軽さや安定した走行性、スタイリッシュなデザインが魅力的なモデルです。
しかし、実際の使い心地は、公園やエレベーターの中、駅や電車の中、ショッピングモール、駐車場など、ご自身が普段過ごす場所で使用してみないと分かりません。
特に、本体のサイズ感や重さ、振動の感じ方などには個人差があるでしょう。
そこでおすすめなのが、SUUTAのレンタルサービスです。
ベビーカーは店頭で展示されていることもありますが、見るのと実際に使うのとでは、感じ方に大きな違いが出ます。
SUUTAでは、サイベックスのベビーカー「メリオ カーボン」を最短5日〜試すことが可能です。
旅行やお出かけに合わせて、短期間だけレンタルして使うという活用方法もできます。
ベビーカーは高額なものが多く、一度購入するとなかなか買い替えることができないため、ぜひ便利なレンタルサービスを活用してみてはいかがでしょうか。