電気やエアコンといった既存家電やSwitchBot製品を、自動化や音声・遠隔操作に対応させることができる「SwitchBot ハブ2」。
スマートホーム化を進めたい方だけでなく、家電製品をより便利に扱いたい方におすすめのアイテムです。
しかし、他のSwitchBot製品と比べると何ができる製品なのかが一目でわかりにくく、「本当に自分に必要なのだろうか」と、購入をためらっている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、実際にSwitchBot ハブ2を使用している筆者が本製品の気に入った点や気になる点をレビューしていきます。
購入前に知っておきたい情報を載せているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
INDEX
SwitchBot ハブ2には主に以下の機能が搭載しています。
この中で最もメインとなる機能が「スマートホームハブ」としての機能で、さまざまな生活家電製品やSwitchBot製品の無線化や連携を行うための中継器として大活躍します。
とくにSwitchBot製品は、SwitchBot ハブ2のようなスマートホームハブがないと十分に性能を発揮しきれないこともあるので、SwitchBot ハブ2の恩恵は非常に大きいです。
SwitchBot ハブ2があることで具体的にどのようなことができるか、またその他の機能については、後ほど解説していきます。
なお、家電製品との赤外線通信を行う関係上、距離を離しすぎると通信が行えないことがあるため、設置場所には気をつけましょう。
SwitchBot ハブ2を使用していて良かったと感じるのは以下の5点です。
Switchbot ハブ2を導入してまず感動したのが、部屋のリモコンを減らせたことです。
今までは扇風機・エアコン・電気・テレビといった家電をそれぞれのリモコンを操作して使っていたのですが、何個もリモコンがあると邪魔で置き場所にも困っていたり、時々どこに置いたのかと見失うことがありました。
しかしSwitchBot ハブ2を使えば、赤外線リモコンを一括化し、スマホをリモコンとして扱うことができます。
スマホさえあればリモコンが不要になったので、以降リモコンの置き場所に困ったり、見失うこともなくなりました。
使わなくなったリモコンをまとめて収納
リモコンを登録する方法も簡単で、SwitchBotアプリ内でリモコンの追加を選択し、画面の指示に従っていくだけです。
SwitchBot ハブ2にリモコンを近づけて操作することで、リモコンが登録されます。
登録されたリモコンは、スマホでは以下のように表示され、操作が行えます。
筆者は小さな自分の部屋で使用していますが、リビングとキッチンが繋がっているような大きな空間で使用するのであれば、テレビのリモコンを取りに行く手間を減らしたりといったことも期待できるかと思います。
使うリモコンを減らして、スマホ一台であらゆる家電製品の操作ができる生活を一度は体験してみたいですよね。
いきなり購入するのが不安であれば、レンタルで試してみるのもおすすめです。
気になる方はレンタルも検討してみてください。
スイッチボット/SwitchBot ハブ2
SwitchBot ハブ2を使えば、扇風機・エアコン・電気・テレビといった既存の家電製品を、まるでスマート家電かのように遠隔・音声操作ができるようになり、生活の質が大きく向上します。
遠隔操作の仕組みですが、スマホのSwitchBotアプリからリモコン操作を行うと、「スマホアプリ→ネット上のSwitchBotのサーバー→自宅のWiFi→SwitchBot ハブ2→家電製品」という流れでスマホで行ったリモコン操作が家電製品へ伝わっていきます。
このおかげで、外出時に「電気やエアコンを消し忘れた!」ということがあっても、外からスマホを使って遠隔操作ができてとても便利です。
うまく設定できるかまず試してみたいと思う方は、購入せずにレンタルしてみるのがおすすめです。
スイッチボット/SwitchBot ハブ2
続いて音声操作についてですが、個人的にはこちらも革命的でした。
SwitchBot ハブ2は、GoogleアシスタントやAmazonアレクサといったAIアシスタントとも連携しているので、ハブ2に登録した生活家電を音声で操作できます。
ベッドでゴロゴロしていてそのまま寝てしまいそうなとき、わざわざ机の上のリモコンに手を伸ばさずとも目を瞑ったまま「アレクサ、電気・扇風機消して」と操作できるのがとにかく快適で、もう元のリモコン生活には戻れません。
ほかにも、時刻になったら自動でオンオフできるスケジュール機能を設定したり、「温度が〇℃以上になったらエアコンを自動で起動」といったオートメーション機能の設定も可能です。
このように、既存の家電製品をスマートホーム対応製品に買い換えずに、SwitchBot ハブ2一つでスマート家電化できてしまいます。
一度この便利さを体験してしまうと元には戻れないほど快適なので、気になる方はぜひ一度体験してもらえると嬉しいです。
スイッチボット/SwitchBot ハブ2
先ほど既存の家電製品がスマート家電化して便利と紹介しましたが、同様にSwitchBot製品も使い勝手が大きく向上します。
SwitchBotは製品によってWiFi(遠隔操作)やAIアシスタント(音声操作)に対応していませんが、SwitchBot ハブ2を使うことでどちらにも対応し、また各SwitchBot製品を連携させることが可能です。
個人的にはやっぱり音声操作がおすすめで、毎回スマホとSwitchBotアプリを起動して操作する必要なくなるのが本当に楽です。
ちなみにSwitchBot製品を連携させると、外出時に各家電製品をまとめてオフにしたり、帰宅時にまとめてオンにしたりといった連携ができます。
詳しくは以下の記事をご確認ください。
SwitchBot ハブ2には温湿度計としての機能も備わってあり、シンプルに便利です。
製品本体に温度・湿度がLEDで表示されているので、暗い部屋でもよく見えます。
筆者はあまり使用することはありませんでしたが、温度・湿度に合わせて各家電製品の制御も可能です。
例えば、温度が30度を超えたらエアコンを自動起動したり、湿度が40%を下回ったら加湿器を起動したりといったことが行えます。
SwitchBot ハブ2にはリモートボタン機能も搭載しています。
「オン・オフ」ボタンが製品本体に備わってあり、ボタンを押すことで設定した動作が行えるという代物です。
元々「SwitchBot リモートボタン」という製品が存在してあり、この製品の機能がSwitchBot ハブ2にも搭載しています。
筆者は基本的にすべて音声操作で対応をしているので、元々はこのボタンを使用していませんでした。
しかし、音声操作だと時々正しく声を認識してくれないこともあるので、時間がないときでも迅速かつ確実に行いたい操作は、このリモートボタンを使用するようになりました。
具体的には、電気や扇風機などの電源を切るボタンに設定していて、外出時にワンボタンですべて切れるようにしています。
SwitchBot ハブ2を使用していて気になったことは以下の4点です。
正直なところ、スマートリモコンとしての完成度はまだ100点とは行かず、すべての家電製品としてのリモコンとして扱うのは難しいです。
と言うのも、SwitchBot ハブ2で登録できるリモコンボタンの内容には限界があるため、一部の家電製品にあるボタンに対応できないからです。
例えば筆者の所有しているエアコンのリモコンには約20個以上のボタンが搭載されていますが、SwitchBot ハブ2で登録したスマートリモコンには、16個のボタンしか表示されません。
上下の風向は変更できても左右には変更できなかったり、タイマーや内部乾燥系のボタンがなかったりと、本来のリモコンでできるはずの操作がスマートリモコンではできません。
これはエアコンだけでなく、筆者の所有している家電製品では電気とテレビで、一部使いたいボタンが使えませんでした。
このように、機能やボタンの多い家電製品や主流ではない家電製品の場合、満足に操作が行えないことがあります。
リモコンを一括化できるのは非常に便利であるものの、自分の使用する家電製品によっては満足に利用できないことがあるのは少し残念でした。
期待している使い方が本当にできるかどうか購入前に試してみたいなら、レンタルを活用するのがおすすめです。
実際に普段使っている家電製品と繋いでみて、どんな使い方ができるのか確かめてから購入できれば安心ですよね。
SwitchBot ハブ2は、購入する前にぜひレンタルで試してみてください。
スイッチボット/SwitchBot ハブ2
15秒ほどの遅延が発生したときの動画
本来のリモコンで操作するよりも、SwitchBot ハブ2を経由した音声操作のほうが大きく遅延が発生します。
どの程度遅延が発生するのかというと、本来のリモコンではボタンを押せば一瞬で家電製品が動くのに対し、SwitchBot ハブ2経由の音声操作の場合は早ければ数秒、遅いときには数十秒ほど経過して動作。
例えば、帰宅後「アレクサ、電気」と命令しても一切動作せず、数十秒後にやっと電気がついた、ということがよくあります。
なんなら数十秒待っても何も起こらず、もう一度「アレクサ、電気」と命令してやっと電気が付いた、なんてことも珍しくありません。
数十秒待つくらいなら、自分で電気のスイッチを押したり本来のリモコンで操作するほうがよっぽどマシに感じるな、とよく思います。
なお、音声操作を行ったときよりはマシな印象ですが、スマートリモコンで手動で操作を行うときも多少遅延が気になります。
本製品には温度計・湿度計機能が搭載されていますが、照度だけ確認がやや面倒です。
というのも、SwitchBot ハブ2本体には温度と湿度しか表示されていないので、今照度がどの程度あるのかは毎回スマホアプリを開いて確認する必要があります。
筆者は照度自体あまり参考に使用していないのでそこまで気になりませんが、照度を確認したい人からすると毎回アプリを開いて確認するのは面倒だろうなと思います。
用途によって使い勝手は異なると思いますが、個人的にリモートボタンとして使うには「SwitchBot ハブ2」ではなく「SwitchBot リモートボタン」を別に購入する方がおすすめです。
というのも、SwitchBot ハブ2は電源に接続して使う必要があるため、やや設置場所が限定されます。
家電製品に赤外線通信を行う事も考えると、通信の関係でさらに設置場所が限定されてしまうので、リモートボタンとして活用したい場所に置きにくいというデメリットがあるんですね。
一方「SwitchBot リモートボタン」は、電源コードに接続する必要がなく、設置場所が自由です。
サイズもコンパクトですし、SwitchBot ハブ2のようにタッチパネルではなく物理的なボタンなので、目をつぶっていてもどちらがオン・オフのボタンなのかがわかるようになっています。
とくに設置場所が自由でコンパクトという点が強く、個人的にはこちらのほうが使いやすさは間違いなく上に感じます。
リモートボタンが欲しい方は、多機能であるSwitchBot ハブ2に惹かれてしまうかもしれませんが、リモートボタンとして完成されている「SwitchBot リモートボタン」のほうが適切かもしれないため、注意しましょう。
記事後半では「リモコンとしてはまだまだ」「遅延が気になる」といくつか気になるデメリットは紹介したものの、個人的な総評としてはSwitchBot ハブ2が便利な商品であることは間違いありません。
今までリモコンで操作するしかなかった家電製品が、音声操作や遠隔操作に対応するのは魅力的です。
他の家電製品とも連携が行えるようになり、予め設定をしておけば「アレクサ、お休み」と一声かけるだけで、各家電製品が「電源をオフ」「数時間後に電源を切るおやすみタイマーをセット」「朝起床時に電源が付くようにタイマーをセット」などの動作が行えるようになるのは近未来的に感じました。
シンプルに温湿度計としても便利ですし、よくできた製品だなと素直に思います。
本製品がおすすめなことは間違いないのですが、用途によってはまずは購入よりもレンタルで試してみるのをおすすめします。
記事後半で紹介したように、SwitchBot ハブ2は使用する家電製品によってはスマートリモコンとして使いにくい点があるためです。
音声操作やスマートリモコン操作では遅延も発生するので、その遅延が人によっては気になってしまうかもしれません。
そのため、いきなり購入するよりも、まずはレンタルして試して使い勝手を確認するのがおすすめです。
SUUTAではSwitchBot ハブ2だけでなく、他にも様々なSwitchBot製品もレンタル可能なので、ぜひチェックしてみてくださいね。