スマホで動画を撮る機会は多いですよね。だけど、いざ撮った動画を見返すと、手ブレが気になったり、ただ記録しただけの味気ない動画に見えてしまったりしません?
もう少しクオリティが高くて、おしゃれで、映画っぽくて、見返して気分が上がる動画が撮れたらいいですよね。
ZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」は、そんな動画が撮れるスマホ用ジンバルです。手ブレ補正・AI追尾・スムーズなパン&チルトなど、どの機能も簡単操作。
せっかくの旅行やお出かけ、写真を撮るだけじゃもったいない。映画のようなかっこいい動画を撮って思い出を残しましょう!
実際に「SMOOTH 5S AI COMBO」を使って、簡単なVlogを撮ってみました。特別なことはせず、ただ歩きながら動画を撮っただけ。それだけで、いつもより雰囲気のある動画が簡単に撮れました。
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せっかくの週末ということで、日帰りで海に来てみました。夏の海です。今回は海水浴をするわけではありませんが、ただ海を眺めて波音を聞いているだけでも気分転換になって良いですね。開放感にあふれていて、日々の仕事のストレスも忘れられるかも。
せっかく海に来たので、スマホジンバルのZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」で簡単な動画を撮ってみました。
ジンバルは、こういう感じで動いて手ブレを抑える道具
ジンバルとは、スマホを取り付けて使う「手ブレを防ぐ撮影用の道具」のこと。歩きながら動画を撮っても、画面がガタガタとブレずに、スーッと滑らかな映像が撮れるのが魅力です。
気軽に撮った動画でも、ジンバルがあるだけで、なんだかプロっぽい動画になったから驚きです。カメラが滑らかに動くおかげで、週末のお出かけや旅行の記録が「作品」へとレベルアップします。
ただでさえ、手ブレしがちなスマホ動画。砂浜のような足場が不安定な場所で動画を撮ると、なおさら手ブレがひどくなりやすいです。
しかしジンバルがあれば、手ブレを抑えた動画を簡単に撮影できます。
このようにジンバルを持って、歩きながら動画を撮るだけ。手ブレが少なく、見ていて気持ちいい動画になります。
望遠でも手ブレを最小限に抑えられます。上記はiPhoneの3倍望遠を使って撮った動画です。
動画の手ブレは広角だと目立たず、望遠になるほど目立つもの。しかし、ジンバルを使えば3倍望遠でも手ブレをかなり抑えられました。遠くの人やモノを歩きながら撮りたいシチュエーションで活躍します。
また望遠で撮ると「圧縮効果」といって、背景と被写体の距離感がギュッと詰まって見える映像になります。手前の海と対岸の島、といったような自然の奥行き感を強調できるのが良かったです。ジンバルを使うなら、望遠を使った動画も撮ってみてくださいね。
ジンバルを使うときに覚えておきたいのが、パン・チルトというカメラワーク。
専門用語でなんだか難しそうですが、やっていることは簡単。パンとは、カメラを左右に水平に動かすこと。チルトとは、カメラを上下に垂直に動かすことです。
ドラマや映画でもよく用いられる、基本的なカメラワーク(カメラの動かし方)です。これをするだけで、なんだか作品っぽい!プロっぽい!ように見える動画になります。
スマホを手で持って動かすと、動かすスピードにムラが出て、手ブレもしている動画になりがち。しかしジンバルを使えば、均一のスピードでスムーズにカメラを動かせます。これだけで一気にクオリティが上がります。
操作は簡単。ジンバルの操作スティックを上下左右に動かすだけ。まるでゲームのコントローラーのような感覚でスマホを操作できます。
スマホを下から上に動かすと、海や空の広がりといったスケールの大きさや開放感を演出できますし、スマホを左右に動かすパンであれば、風景を広く見せられます。
このように少しだけ撮り方を工夫するだけで、あとから見返したくなる動画になりました。
ZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」には、AI追尾機能が搭載されています。
追尾したい人を認識すると、ジンバルが自動的にその人を追って撮影し続けてくれます。
人が動いても自動でカメラが追いかけてくる
自撮りしたいときや、縦横無尽に動き回る子どもを撮りたいとき、AI追尾機能が便利です。
また、画質が良いスマホの外カメラで撮影できるのも良いですね。顔を中心に、追尾中の人をしっかり捉えていました。
動きが早すぎると追尾が外れてしまうのですが、自分たちの旅の思い出や、砂浜で遊ぶ子どもをしっかり撮りたい人にもおすすめです。
スマホで撮るなら、やっぱり縦動画。InstagramやTikTok、YouTubeショートなど、今や多くのSNSが縦動画に最適化されていますよね。
ZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」なら、手ブレを抑えた縦動画も撮影できます。
本格的なカメラで撮影すると、動画撮影後のSNSシェアがちょっと手間だったりします。カメラのデータを一度スマホに移してから、アップロードする必要があるからです。
でもスマホなら、撮ってそのままSNSへすぐアップロード可能。この手軽さこそ、スマホの魅力です。
スマホとジンバルの組み合わせなら、手ブレを抑えた雰囲気のある旅行の思い出を、リアルタイムに共有できます。動画をきれいに撮るだけでなく、共有までスムーズなのはスマホジンバルならではの良さですね。
ジンバルは、底面に小さな三脚を装備しています。
ちょっとしたことですが、三脚を別途持って行く必要がないのが便利でした。適当なところに立てれば、自撮りなどの際に活躍します。
ジンバルは手で持っても置いても使える、一石二鳥の製品です。旅行の荷物をちょっとでも減らしたい人にとっては、ジンバルが頼りになりますよ。
動画の手ブレがなくなるだけではありません。スマホジンバルZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」のメリットを紹介します。
録画ON/OFFボタンが手元にあって便利
ジンバル本体とスマホをBluetoothで接続すれば、手元のボタンからスマホカメラの録画ON/OFFが可能です。わざわざスマホの画面をタッチする必要はありません。これがとても楽。
「今撮りたい」と思った瞬間に録画スタートできるのが便利でした。
ジンバルがなければ、「カバンやポケットからスマホを取り出して、カメラアプリを起動して、録画ボタンをタップ」という手順をたどりますよね。
しかし、ジンバルにスマホをセットした状態で旅行先を観光すれば、あとは手元のボタンで録画を開始するだけ。動画を撮るハードルが劇的に下がると言っても過言ではありません。ジンバルは手ブレを抑えるだけでなく、思い出を残すハードルも下げてくれるアイテムだということを実感しました。
ZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」には、AI追尾ができる専用の「AIトラッカー」が付属しています。顔や身体の動きを自動で追いかけてくれる便利な機能。意外とありがたかったのが、その扱いやすさです。
AIトラッカーはマグネット式で簡単に着脱でき、必要なときだけ取り付ければOK。普段は外しておけばジンバル本体のサイズもコンパクトに保てます。
また、AIトラッカーはジンバル本体から給電されるため、個別に充電する必要がないのも嬉しいポイントでした。バッテリー切れに悩まされることなく、撮りたいときにすぐ使えて気軽ですね。
旅行先ではモバイルバッテリーを持っていないこともあるでしょうし、宿では充電器の数にも限りがあります。充電を気にせず使えるAIトラッカーは管理が楽で、旅行に最適だと感じました。
ジンバルを初めて使う人は結構多いと思います。使ってから後悔しないように、デメリットについてもぜひチェックしてみてください。
このZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」に限らず、ジンバル製品全般は、初期セットアップが必要なことが多いです。電源を入れさえすればすぐに使える、というわけではないのです。
ジンバル初利用の人にとっては、この初期セットアップがちょっと難しく感じるはず。
このZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」に関してはユーザーガイド(取扱説明書)を読んでも、初期セットアップのやり方についてはあまり詳しく書かれていません。そのため難易度が少し高めだと思いました。
ジンバルを使うには、まず電源OFFの状態で各部のバランスを取れるようにする必要があります。
基本的にジンバルには、上下・左右・傾きの3軸があります。これらの軸が各方向からの衝撃を吸収することで、手ブレを抑える仕組みです。
電源OFFの段階で、この3軸のバランスを取ります。ちょっと複雑な「やじろべえ」のようなイメージ、といえば伝わるでしょうか。上記GIFのようにジンバルを立てたとき、3軸のバランスが取れてピタッと止まれば準備OKです。電源をONにして起動しましょう。
上記は、あえてバランスが取れていない悪い例をGIFにしてみました。
3軸のバランスが取れていないため、電源OFFの状態でジンバルを立てると、可動部がぐにゃっと傾いてスマホがフラフラと揺れてしまいます。
このまま電源を入れても、ジンバルのモーターに余計な負荷がかかってしまい、正しく動作しなかったり、バッテリーの消耗が早くなったりする原因になります。
正しく使うためには、まず電源OFFの状態でバランス調整をすることが大切。この初期セットアップ、慣れれば数秒で終わるほど簡単なのですが、最初は少し戸惑うでしょう。
この記事のGIFを参考に、電源OFFでバランスが取れるように調整してみてくださいね。
スマホジンバルZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」の価格は、おおよそ38,800円。
旅行って、そこまで頻繁に行くものではないですよね。じゃらんが2024年に実施した調査によると、日本人の国内旅行の平均回数は、年間2.8回だったそうです。
つまり、ジンバルは使用頻度が高いものとは言えないでしょう。約4万円で購入するよりも、旅行のつどレンタルすることを検討したほうが、結果的に安くなる可能性があります。
レンタルサービスのSUUTAなら、2週間3,800円からレンタル可能(2025年7月時点)。年に3回旅行すれば、約11,400円ほどで済みます。
いきなり購入するよりも、まずはレンタルで手頃に試してみてください。
ケンコー・トキナー/Kenko Tokina SMOOTH 5S AI COMBO
今回紹介したスマホジンバルZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」は、フラグシップモデル。たくさんの機能が盛り込まれたハイスペックなジンバルです。
ジンバル初心者にとっては、多機能・高性能すぎると思ったかもしれません。
しかし初心者こそ、フラグシップモデルをレンタルで試してみるのもアリな選択です。
使わない機能も出てくるはずですが、それで問題ありません。全部入りのフラグシップモデルを最初に使うことで、自分にとって何が必要で何が不要な機能なのかわかるはずです。
自分にとって必要な機能を取捨選択するヒントになり、今後のジンバル選びの指針になります。
ケンコー・トキナー/Kenko Tokina SMOOTH 5S AI COMBO
購入するとなると、フラグシップモデルは高額です。
買ったあとに、自分にとって多くの機能が不要だと気づく、あるいはやっぱりこの機能が必要だった、と後悔するのは辛いですよね。
でもレンタルなら、安価に試せるのが大きな魅力。初心者こそまずは機能全部入りのフラグシップモデルをレンタルで試してみて、自分にとって要不要な機能を見分けるのは、賢い利用方法です。買う前にレンタルで最高峰を経験しておくのはいかがでしょうか。
せっかくの旅行やお出かけの思い出を、ちょっと良い雰囲気の動画で残したいなら、スマホジンバルはとても便利なアイテムです。
特にZHIYUN「SMOOTH 5S AI COMBO」は、手ブレ補正やAI追尾、パン・チルトなど、動画撮影が楽しくなる機能が充実しているのが魅力。Vlog風の動画も、気軽に撮れるようになります。
とはいえ、購入するとなると価格が気になるところ。しかし、レンタルなら必要なときだけ使えるので、気軽に試せます。
「旅行の思い出を動画で残したいけど、本格的な機材はちょっとハードルが高いかも……」という方こそ、まずはレンタルでスマホ用のジンバルを体験してみてください。思い出の残し方が変わるはずです。